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離職率とウェルビーイング経営

離職率と幸福感

従業員が増えてくると、一人一人に目が届かなくなり、
本人任せの健康管理では、会社の安全配慮義務が問われてしまいます。
50人以下の事業所だからといって、労働基準監督署から
何も指導が入らない。。。なんてことはありません。


しかし正直なところ健康管理はマニュアル化しにくく、
従業員から話を聞くにも個人情報が多く戸惑うことと思います。

特に健康問題を理由とした従業員からの突然の退職宣言・・などに悩まされた
ご経験もお有りかと思います。

がんを宣告され離職する人は34%、二人に一人はがんになる時代。
働く世代でがんにかかる人は25万人
そのうち、34%の方ががん罹患中に離職されるそうです。

メンタルヘルスでは一生のうち4人に一人は経験すると言われています。
まだまだ偏見が強く理解してくれない、ご本人が持つスティグマにより
誰にも相談できないまま離職する方もおられます。



治療を受けながら働く

こうした不確かな医学的情報に触れなければならないことは
事業者様にとって負担でもあり大きな課題かと思います。
当然ながらご本人にとっても病気や治療となると
初めてのことが多く、誰に聞いていいのか分からないループにはまりがちです。




ウィルビーイングって?

ウィルビーイングとは、幸福感、幸せが実感できていることを言います。
ウェルビーイング経営は、使用者側が、従業員様の働きがいを支える状態を作ることです。

具体的には、病気にならないよう健康づくり。
そしてたとえ病気になったとしても働き続けられるよう
環境を整えたり、サービスを加えること。

仲間同士、企業間、異業種間など、コミュニケーションを作りやすくすること
生きていく上で必要なものを企業が揃えていくことで
働きやすくなり企業価値も上がるという考え方。

ところが、日本の幸福度は?
2023年のランキング結果は47位/137カ国  (ワールドハピネスランキング)
低いですね。

経済格差も理由の一つですが、
仕事や人生の選択の自由度も低さも理由の1つのようです。
(まだ転職にはマイナスイメージがあり)

特に、人生の選択、病気の治療に関すること、大手術を受けることなど、
それによって、仕事が奪われる、キャリア中断も今の日本では当たり前に
起こってしまいます。

こうした、人生の過渡期と言われる時期も、これからの経営者は
支えることが求められています。

誰もが病気にかかったり、子育てをして介護をしたり。
人生には大きな過渡期が3回あると言います。

それらを見越して、仕事を失わずに働き続けられる体制づくりが必要なのです。

若い世代からのアンテナも

今や労働人口も高齢化していく中、病気を持ちながらワーク・ライフ・キャリアを
充実させることのできる企業であるためにまず何ができるか、考えさせられますね。

働く人がますます減っていく、という負のスパイラルを
避けられないのですから・・・。

Z世代は知っている、働きがい、生きがいを求めている

特に若い世代からは企業の自主的な、ウェルビーイング経営に期待がかけられ
敏感にアンテナを張られているのではないでしょうか。


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